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目の塗装 ―ウレタンコート編―(全般)5Point |
投稿日時:2013-06-05 16:55:53 |
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SLASH_1 |
塗装下地の過程でプライマーを使い、目パーツへの食い付き実験をしてみました。
最初、サンドペーパーは避けてティッシュでゴシゴシ曇らせてからプライマーを吹いてみました。
しかし乾燥後、ツメで擦ると簡単に剥がれるという無残な結果に。
では、どこまで下地を調整すればいいのか。
やってみました。
使用したプライマーは、市販最強との呼び声高い「ミッチャクロン」です。
メーカー側でもこれとウレタン塗装は相性が良いとされています。
<実験方法>
目の表面にプライマーを塗装。乾燥後、マスキングテープを塗装面に貼り付け……ベリッと剥がします。
<実験結果>
1 ティッシュで傷付ける × 効果は無いに等しく、テープに綺麗にもっていかれました。
強力プライマーと言えど、つるんとした表面には勝てませんでした。
2 ♯2000 ○ この時点でプライマーの効果が出てます。
テープに耐え、表面に残りました。何回もやると少しずつ剥がれます。
3 ♯1500 ○ 良好です。♯2000とあまり大差ない感じがしました。そんな筈はないと思うんですが。
ペーパーがけに粗があったせいか。
4 ♯1000 ◎ 食い付きまくりです。テープでしつこくやっても結構残ってました。
ペーパーがけで除去する羽目に。
これらはあくまでミッチャクロンでの結果なので、他のプライマーではどうなるかは分かりません。
また、ペーパーがけの仕上がり具合で異なってくる可能性があります。
個人的には粗い番手で整えたいところですが、
透過の問題もあるので、最終的には♯1500での下地を選択しました。
耐水♯1500で磨き傷が均等になるように念入りに調整し、ミッチャクロンを2往復ずつ吹いたところでこの日は終了。
ペーパーがけは外周の縁の部分もやった方がいいです。
この後、ウレタンクリヤー、仕上げ磨き、できれば透過実験と続いていきたいと思います。
では、進展後にまた。
皆様あくまでも自己責任でお試しください。
【トピックス】 頭部
プライマー(ミッチャクロン)を吹いた翌日、ウレタンクリヤーの塗装です。
ウレタン塗料は、ACCEL社の「ウレタンコートLRプラススプレー」というものを使いました。
これはルアー製作用のスプレーで、小さなものでも垂れにくく吹きやすいです。
また一液タイプなので、二液タイプのようにその日のうちに使い切る必要はありません。
このスプレーは塗膜が薄いので厚みを持たせるために回数を重ねて吹いていきます。
<塗装方法>
スプレーを往復2回吹いて20分乾燥、という作業を7セット行いました。
乾燥の待ち時間は、塗膜の落ち着き具合によりその都度判断します。
完全に硬化しているわけではないので、触ったりはしません。
要は次のセットで吹いたときに塗料が垂れなければいいのです。
本来なら数日に分けて塗装するのがいいのですが、
時間と足付け(下地のペーパーがけ)の手間がかかるので、今回は一日で終わらせました。
(日を変えて塗り重ねる場合、吹く前に#600以下のサンドペーパーで足付けしてから塗装します。)
一日で回数を多く吹いたので、2~3日は乾燥させます。
乾燥後、仕上げていきたいと思います。
SLASH 1さん!
初めまして、今回初めてスレに投稿させて頂きます。
とても参考にさせて頂いておりますが、判らないところが有ります。
教えて頂きたいのですが、黒目の表の塗装の仕方は判りましたが、
黒目の内側はどのように塗装を行えば良いのでしょうか?
また、表と裏はどちらの方を先に塗装を行った方が良いのでしょうか?
宜しくお願い致します!
nobu_0310さん
どうも初めまして、宜しくお願いします。
内側なんですが、そこは塗装してませんよ。
方法は表と一緒ですが、しかし裏側は筒状になってるので綺麗に吹き付けるのは難しいかもしれません。
やってないので何とも言えないですが、若干斜め気味に吹かないと隅の部分に塗料が乗らない気がします。
裏側に傷が付いた場合はコンパウンドで研磨するのがいいかもしれません。
その後なんですが、仕上げる前で中断しました。
硬化が思ったより遅いと感じて数日放置してみましたが、
これが柔軟性の高い塗料みたいで、硬化後にべたつく感じが残ってしまいロビの目には不適だと判断しました。
ピカピカに磨いても埃が貼り付いては意味がありません。
それでどうにも納得がいかず、仕方なく塗装を剥がすことに。
ついでなので、塗装面にマスキングを貼って剥がすこともやってみましたが、塗膜は耐えました。
やはり、車用の二液性ウレタンを使ったほうがいい結果が得られそうに思いますが、
高いので、小さな目のパーツだけ吹くのに新に塗料を購入するのは躊躇われますね。
他にも塗装するものがあるといいんですけど。
続きが気になる方がいてくださったらすみません。
模索したいと思います。
SLASH_1様
ご回答を頂きまして有難う御座いました。
それでは、こちらの塗装方法は行わない方が良いと言う事ですね。
判りました。
では、また違う方法で塗装をしてみたいと思います。
有難う御座いました。
nobu_0310さん
参考にしていただいたようで、すみません。
剥離実験をしてみて下地は良好な感触だったので、サンドペーパー+プライマーはかなり有効という結論を得ました。
手間はかかりますが塗装後の安心感はありますので、塗装の際には何かしら下地を作った方が良いかと思います。
ウレタン塗装は面倒な部分もあるので、特にこだわるので無ければ他の塗装でも問題ないかと思います。
一応スプレーガンでの塗装経験はあるんですが、実はチマチマしたものをやるのは手探り状態でもあります。
本当にロビの目には苦労させられます。
また新たな塗料を入手したので、時間を見つけて吹いてみたいと思います。
前回の塗装から若干の変更点も見出したので上手くいけばいいですが。
SLASH_1様
貴重なご意見を有難う御座います。
頑張って塗装をやってみたいと思います。
【新たな塗料を入手したので、時間を見つけて吹いてみたいと思います。
前回の塗装から若干の変更点も見出したので上手くいけばいいですが。】
私も期待しておりますので、結果を教えて頂ければ嬉しいです。
また、何か御座いましたら宜しくお願い致します。
nobu_0310さん
目の塗装は何かと苦労しますが、お互いに頑張りましょう!
何かあれば気軽にレスしてくださいね。
しばらく中断してしまいましたが、再度ウレタンコートを吹きました。
前回吹いたときと少し違うのは、外周の細い部分もきっちり塗料を乗せました。
その方が外観が美しく仕上がるので。
あと密着度を上げるために下地は思い切って#800で調整しました。
剥離実験しても#1000と大差はないですが、おまじないみたいなものです。
耐水サンドペーパー後、塗装に備えて中性洗剤で油分と汚れを完全に落としておきます。
マスキングの段階で、外周裏側にもマスキングをしました。
それからミッチャクロンを外周2回、前面2往復吹いて下地作りを終えました。
ミッチャクロンは超速乾なので、20~30分くらいで後の塗装に入ることができます。
(塗料が引けて半ツヤっぽくなったら乾いた目安です)
今回使用したウレタン塗料は、「ソフト99 ウレタンクリアー」というものです。
これは二液性の時間制限のあるタイプなので、翌日に持ち越すことはできません。
しかし便利なことに噴射形状を変えることができるので、形状を「小、タテ」にして使います。
<塗装方法>
スプレーを外周2回、前面往復2回吹いて10~30分乾燥、という作業を8セット行いました。
乾燥の待ち時間は、塗膜の落ち着き具合によりその都度判断します。
要らないパーツをテストピースにして同様に吹いておくと、塗膜の状態確認に使えて便利です。
塗装終了後、半乾きの状態で外周裏側のマスキングを剥がします。
事前に剥がしやすいように耳をつけておいたのでスムーズにいきました。
<塗料について>
使用したスプレーは、車用の塗料でガソリンにも負けない塗膜だとかいう文句です。
噴射形状のお陰か、これがとても吹きやすいです。
透明度は抜群なのでおめめに打って付け。
欠点は、二液性なので12時間以内に使うという時間制限があります。
少量塗装はコストパフォーマンスが悪いです。
乾燥のため数日おいて問題なければ、水研ぎに移行したいと思います。
SLASH_1さんはじめまして。
とても分かり易い丁寧な内容を拝見いたしております。
私は黒目のパーツの塗装について以前デアゴスティーニへ問い合わせた事があります。
その時のスレッドにも書きましたが他のパーツとは違いこの奥にIRセンサーが付きます。
実はこの部品、色(透過率)だけの変更だったのか
材質その物の変更だったのかまでは聞いていませんが
黒色から茶色へ変更されています。
変更となった理由は聞くまでもなく検出感度…
おそらく検出距離が短く数メートルで検出不可能になったのでしょうね。
サポートセンターの方も出来れば手を加えずにお願いしますとの事でした。
追記
光学系の面から述べると黒目の表面をペーパーで加工後コーティングすると
大気環境から表面のコーティング層へ入射する際の角度にもよりますが、
屈折が低く色艶の良い状態であったとしても、
コーティング層から母材への入射時に面の状態がすりガラス状であると
光は拡散します。
母材の色の変更がある程IRセンサーの検出感度は「低い」可能性があります。
〈SQUARE〉さん
初めまして。
返信が遅くなってすみません。
宜しくお願いします。
確かに仰る通りで、一連の塗装によって悪影響が生じる可能性がありますね。
支給されるセンサーが手元にない現状、実際結果がどうなのかは何とも言えないので、
今はまだ保護フィルムを貼ったまま「何もしない」がベストなのかもしれません。
私が塗装を決行した理由は、
素地はティッシュで擦り続けるとツヤが無くなるくらい柔らかいので、
今後の劣化やメンテナンスに難儀しそうだと思ったからです。
ペーパー処理の部分は不安が残りますが、ミッチャクロンのナノ粒子がしっかり密着してサンディング傷を埋める足がかりになってくれていることを期待したいと思います。
【スレッドをご覧の皆様へ】
指摘があった通り、塗装することによってセンサーが正しく作動しない恐れがあります。
すべてに言えることでもありますが、
スレッドの内容を参考に塗装を行う場合、必ず自己責任でお願いします。
はじめに、基本的な注意事項を追記させていただきます。
これは塗料の使用方法にも書いてありますが、
塗装を行う際には人気のない換気の良い場所で、防ガス仕様の塗装用マスクを着用してください。
見落としがちな点ですが、安全(快適)な塗装作業には不可欠ですのでお忘れなく。
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今回は、塗装後の研磨作業になります。
ウレタンクリアーを吹いてから2日で硬化した感じですが、念のためもう数日置いておきました。
硬化後はベタつきも全くなく、状態の良い塗膜になったので水研ぎ開始。
耐水サンドペーパーと水を使って段階的に研磨する工程です。
下地作りの補足説明になりますが、塗装前に角は軽く面取り(丸め処理)をしておきます。
尖った部分には塗料が乗りにくく他の部分より厚みがでないので、そのままでは水研ぎで角が剥げやすくなってしまうからです。
水研ぎの初番手のサンディングで、塗面を滑らかにしつつ角を修正します。
もちろん塗膜の厚みの範囲内での調整になりますが。
やりすぎると下地がコンニチハしてしまうので、注意を払いながら行います。
外周など面を出したい箇所は、木片などをあてがってサンディングするといいです。
それ以外にも目パーツは凸レンズのような形状なので、工夫しながらサンディングをする必要があります。
小さく切ったペーパーを指の腹にあててかけたり、木片代わりに割り箸を使ったりしました。
研ぎを始める番手は塗装状態(歪み、厚み)によって臨機応変ですが、今回は#1200から始めました。
#1200で塗面を整えて、#1500、#2000まで水研ぎし、その後、コンパウンドで磨き上げて完成という流れです。
研ぎに使う水は番手が変わる毎に新しいものにしないと、前の番手の研ぎカスによる傷残りの原因になります。
水研ぎ終了後は、コンパウンドに移行。
使用したコンパウンドは「タミヤコンパウンド 細目と仕上げ目」、「ハセガワ セラミックコンパウンド」。
ウエスは古Tシャツの切れ端でもいいですが、後半追い込むにはハセガワの磨き布を使うと布自体で傷付けることなく作業が捗ります。
細目→仕上げ目と磨きますが、仕上げ目では不充分なので、セラミックコンパウンドで追撃してやるとクリアな鏡面が得られます。
最後に、目に見えない傷を埋めて帯電防止もする「ハセガワ コーティングポリマー」を塗布し磨いて完成。
いろいろ手間はかかりましたが、ツヤピカなおめめになったので良かったと思います。
これでセンサー動作も問題なければ言うことなしですが…果たして。
何号になるか分かりませんが、センサー号まで購読が続いていたら動作報告する予定です。
皆様あくまでも自己責任でお試しください。