おそらく誰も気が付いていないと思いますが
Robiは外観は左右対称形状ですが、
中身は間違っても左右あべこべには組立てられない構造になっています。
頭部は最初に提供されていた物は左右対称形状で右も左も関係なく組める物でした。
それが今の頭のフレームは左右が別々の形状となり
間違えて組立てる事が出来ないようになっています。
何故この様になっているのかと言うと
組立てる対象者が一般消費者と言う点。
自動機の設計をしている私にとってエンドユーザーはオペレーターで
それなりに知識と技術を持つ人が対象なため
こんなにこだわる必要性が無いのです。
(ワザと非対称にすると逆に怒られます（笑）
装置はシンメトリーであっても加工対象物は
決まった方向にしかセット出来ない部分は気を使いますが
それでもヒューマンエラーは発生します。

Robiも動作確認のタイミングを迎え
サポートセンターが大忙しになっている様ですが
どこでもヒューマンエラーは起こるものなのですね。

高橋氏の設計の意図を読取るのが密かな楽しみとなっています。