Special Contents 2

宇宙世紀
戦史タイムライン
【MS 戦いの記録】

人類が生活の場を宇宙に移しても世界から戦乱は排除されず、
激化する対立は新たな兵器――MSを生み出した。
そして、いくつもの戦いを通じてMSは進化・発展し、人知を
超える機体が誕生するまでに至った。

【U.C.0079】 一年戦争

機動戦士ガンダム/機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争/機動戦士ガンダム 第08MS小隊/機動戦士ガンダム MS IGLOO 一年戦争秘録/機動戦士ガンダム MS IGLOO 黙示録0079/機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線

U.C.0079、サイド3は「ジオン公国」を名乗って、地球連邦軍に宣戦を布告した。のちに一年戦争と呼ばれるこの戦いでジオン公国軍は新兵器「モビルスーツ(MS)」を投入し、旧来の宇宙艦艇を中心とした地球連邦軍を圧倒する。さらにジオン公国軍は、地球降下作戦を実施。そして本作戦以降、ジオン公国軍は多数の局地戦用MSを投入。これはMSの多様化を促す結果となった。一方の地球連邦軍も「RX計画」、そして「V作戦」においてRXシリーズを開発。実戦での運用データは主力機の開発に生かされた。このように一年戦争はMSの黎明期でありながら、以降のMS開発の基礎が形成された時期といえる。

地球連邦軍【RX-78-2 ガンダム】【RGM-79 ジム】【RX-78NT-1 アレックス】【RX-79(G)陸戦型ガンダム】 × ジオン公国軍【MS-06F ザクⅡF型】【MS-14 ゲルググ】【MS-06FZ ザクⅡ改】【MS-07B3 グフ・カスタム】
【U.C.0083】 デラーズ紛争

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY

「ガンダム開発計画」(GP計画)を実施した地球連邦軍は、コンセプトの異なる3機のガンダムを開発。しかし、核搭載機である試作2号機がデラーズ・フリートに強奪され、「デラーズ紛争」という一連の事件を引き起こす。事態は終息したが、事件に関与したGPシリーズは記録から抹消。しかし、一部のデータは引き継がれ、以降のMS開発に影響を与えた。

地球連邦軍【RX-78GP01 ガンダム試作1号機】【RGM-79N ジム・カスタム】 × デラーズ・フリート【RX-78GP02 ガンダム試作2号機】【MS-14F ゲルググ・マリーネ】【AMA-002 ノイエ・ジール】
【U.C.0087】 グリプス戦役

機動戦士Zガンダム

ティターンズとエゥーゴの武力衝突に端を発する「グリプス戦役」では、ムーバブル・フレームやガンダリウムγなどを採用した第二世代MS、可変機構を有する第三世代MSが投入された。特に独自の予算や開発拠点を有するティターンズは、多数の新型機を開発。さらにサイコミュ搭載機やアクシズの参戦などによって、多様なMSが戦場を彩った。

エゥーゴ【MSZ-006 Zガンダム】【RMS-099 リック・ディアス】【MSN-00100 百式】 × ティターンズ【RMS-106 ハイザック】【MSZ-009 サイコ・ガンダム】【PMX-003  ジ・O】 × アクシズ【AMX-004 キュベレイ】
【U.C.0088】 第一次ネオ・ジオン戦争

機動戦士ガンダムZZ

U.C.0088に勃発した「第一次ネオ・ジオン戦争」では、MSは「恐竜的進化」と形容されるほどの発展を遂げた。特にアクシズ(ネオ・ジオン)は、高出力メガ粒子砲やサイコミュを搭載した第四世代MSを多数開発し、実戦に投入した。

エゥーゴ【MSZ-010 ZZガンダム】【RGM-86R ジムⅢ】 × ネオ・ジオン【AMX-004-2 キュベレイMK-Ⅱ】【NZ-000 クィン・マンサ】
【U.C.0093】 シャアの反乱

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

第一次ネオ・ジオン戦争時のMSの「恐竜的進化」への反省からか、この時期のMSは白兵戦用兵器としての原点回帰を果たした。結果、地球連邦軍はジェガンやジムⅢを、ネオ・ジオンはギラ・ドーガを主力機として配備。さらにサザビーやνガンダムといったハイエンド機も開発している。また、この時期の特徴として新素材「サイコ・フレーム」の開発が上げられる。堅牢かつサイコミュの小型化も可能とした画期的な新素材だが、その機能には不明な点も多い。

ロンド・ベル隊【RX-93 ニューガンダム】【RGZ-91 リ・ガズィ】【RGM-89 ジェガン】 × ネオ・ジオン【MSN-04 サザビー】【AMS-119 ギラ・ドーガ】【NZ-333 α・アジール】
【U.C.0096】 ラプラス事変

機動戦士ガンダムUC

地球連邦政府は連邦宇宙軍の再編計画の一環として『UC計画』を実施。本計画においてアナハイム・エレクトロニクス社は、「フル・サイコフレーム機」であるRX-0 ユニコーンガンダムを建造する。そして、『ラプラスの箱』の鍵となった1号機は、『箱』を巡る争乱において中心的な役割を果たすとともに、ニュータイプの在り様のひとつを示すこととなる。

ビスト財団【RX-0 ユニコーンガンダム】【ARX-014 シルヴァ・バレト】 × 袖付き/ジオン残党【MSN-06S シナンジュ】【AMS-129 ギラ・ズール】 × 地球連邦軍【RX-0 ユニコーンガンダム2号機バンシィ】【RGM-96x ジェスタ】
【U.C.0097】 『不死鳥狩り』作戦

機動戦士ガンダムNT

U.C.0097、地球圏に飛来したユニコーンガンダム3号機 フェネクス。この捕獲を目的とした『不死鳥狩り』作戦の実施にあたり、地球連邦軍はシェザール隊に加え、ナラティブガンダムを投入する。サイコフレームの試験機として建造されたナラティブガンダムは各種装備を換装し、フェネクス、そして『袖付き』残党と対峙するのだった。

地球連邦軍【ナラティブガンダム】【RX-0 ユニコーンガンダム3号機フェネクス】
【U.C.0123】 コスモ・バビロニア建国戦争

機動戦士ガンダムF91

U.C.0110以降、MSの小型化が主流となり、地球連邦軍への提言を行ったS.N.R.I.(サナリィ)は小型MSの開発に着手する。アナハイム・エレクトロニクス社とのコンペティションに勝利したサナリィのFシリーズは、ガンダムF91として結実する。同時期、クロスボーン・バンガードも独自に小型MSを開発しており、その性能はフロンティア・サイド襲撃で証明されることとなる。

地球連邦軍【F91 ガンダムF91】【RGM-109 ヘビーガン】 × クロスボーン・バンガード【XM-01 デナン・ゾン】【XMA-01 ラフレシア】
【U.C.0153】 ザンスカール戦争

機動戦士Vガンダム

各コロニーが独自の自治などを行う宇宙戦国時代、サイド2に興ったザンスカール帝国は、独自にMSを整備すると地球侵攻を開始する。これに対抗するリガ・ミリティアは、ヴィクトリーガンダムをはじめとするMSを開発する。「マルチプルMS」と呼ばれたヴィクトリータイプは、各地の工場で生産され、組織の中核を担った。

リガ・ミリティア【LM312V04 ヴィクトリーガンダム】 × ザンスカール帝国【ZMT-S34S リグ・コンティオ】

宇宙世紀以外の戦史

宇宙世紀に属する作品は共通の歴史の上で物語られているが、宇宙世紀以外の作品は独立した時系列の中でストーリーが展開される。代表的な宇宙世紀以外の作品をピックアップしたので、登場するMSの特徴と作品ごとの違いを確認していただきたい。

【C.E.(コズミック・イラ)71~73】 機動戦士ガンダム SEEDシリーズ

遺伝子操作によって誕生したコーディネイターと従来の人間にあたるナチュラルとが対立。コーディネイターの新兵器であるMSに苦戦したナチュラルは独自にGAT-Xシリーズを開発。のちには核動力機も運用された。

【A.D.(西暦)2307~2314】 機動戦士ガンダム00シリーズ

西暦2307年、私設武装組織ソレスタルビーイング(CB)が、戦争根絶を掲げ武力介入を開始。GNドライヴを装備するCBのガンダムは、同時代のMSを遥かに凌駕する性能を有していた。

【F.C.(未来世紀)60】 機動武闘伝Gガンダム

地球の主導権を賭けたガンダムファイトが舞台。モビルファイター(MF)はパイロットの動作をトレースし、多彩な格闘技を披露する。

【A.C.(アフターコロニー)195】 新機動戦記ガンダムW

地球圏統一連合の支配に抵抗するコロニー勢が5機のガンダムを地球に派遣。各機体は得意とする戦況や攻撃手段が異なる。

【A.W.(アフターウォー)0015】 機動新世紀ガンダムX

荒廃した地球で発見されたガンダムXはかつての戦乱の決戦兵器であり、サテライトキャノンと呼ばれる一撃必殺の殲滅砲を装備していた。

【C.C.(正暦)2345】 ∀ガンダム

月と地球の戦闘で目覚めた∀ガンダムはかつての科学文明世界の遺産であり、世界と人類を滅亡寸前まで追い込んだ要因だった。

【P.D.(Post Disaster)323】 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

支配階級に対抗する少年たちが運用するガンダム・バルバトスは強奪を含む手段で入手した武器やパーツで改修され、次第に強化される。