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あのDVDコレクションがパワーアップして帰ってきた!配信全盛の時代にあえて”集める”楽しみとは?
2025/05/16

『増補新版 東宝特撮映画DVDコレクション』が2025年5月20日(火)に創刊となります。東宝特撮映画の傑作を毎号1作品収録したDVDとマガジンがセットになったシリーズで、2009年に刊行した『東宝特撮映画DVDコレクション』の増補新版になります。前回からバージョンアップしたのはどんなところか、担当者に詳しく聞きました。

増補新版 東宝特撮映画DVDコレクション01

『シン・ゴジラ』(2016)、『ガンヘッド』(1989)など13作品を新規収録! check

今回は“増補新版”ということで収録ラインナップに新しく13作品が追加されたそうですが、具体的にはどんな作品が増えたのでしょうか?

今回追加となるのは以下の13作品です(公開年順)。

・怪獣王ゴジラ(1956)
・白夫人の妖恋(1956)
・大坂城物語(1961)
・ゲンと不動明王(1961)
・大盗賊(1963)
・奇巌城の冒険(1966)
・怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス(1972)
・地震列島(1980)
・ガンヘッド(1989)
・シン・ゴジラ(2016)
・GODZILLA 怪獣惑星(2017)
・GODZILLA 決戦機動増殖都市(2018)
・GODZILLA 星を喰う者(2018)

東宝特撮映画には大変多くの作品がありますが、前回刊行した際には収録できなかった作品もありました。また、刊行終了後に新しく世に出た作品もあります。今回の増補新版では、東宝特撮ファンの皆さまにもう一度お手に取っていただけるよう、それらの作品を可能な限り多数収録しました。

増補新版 東宝特撮映画DVDコレクション08

第2号に収録の『シン・ゴジラ』(2016)は前回刊行時には公開されていなかった新しい作品です。第23号の『ガンヘッド』(1989)は30年以上前の公開ですが、根強いファンが多く、今回収録が叶ったことで喜んでいただける方も多いのではないかと思います。さらに、日米合作して初めてアメリカで公開されたゴジラ作品である『怪獣王ゴジラ』(1956)も第26号に収録されます。この作品は『ゴジラ』(1954)をアメリカで公開するにあたり追加撮影・再編集を加えたもので、海外にゴジラの存在を広く知らしめることとなった非常に意義深い作品です。

シリーズの最後に発売される第76~78号では、2017~2018年に公開されたアニメーション映画「GODZILLA3部作」を収録します。アニメと3DCGによる作品のため、いわゆる特撮映画とは異なりますが、特撮技術の進化や表現方法によってCGが培われたことを考えると、実写ゴジラ映画の延長線上にある作品といえると思います。このように、かつて収録が叶わなかった名作が揃うことで、東宝特撮映画の歴史と進化をより深く味わえるコレクションになったと思うので、ぜひお手に取っていただきたいです。

新旧様々な作品が追加されているのですね。その中でも特に注目の作品は何でしょうか?

個人的に一番の注目作は『シン・ゴジラ』(2016)です。前作『ゴジラ FINAL WARS』(2004)から12年の歳月を経ての公開ということもあり、ゴジラをリブートした革新的な作品だと感じます。「ゴジラが進化する」「形態が変化していく」という概念は史上初でしたし、現実に即した緻密な作戦立案シーンが劇中の大半を占めることも、これまでのゴジラシリーズにはない新しい表現でした。なので、”ゴジラ映画の歴史と進化を振り返る”という意味ではぜひ創刊号『ゴジラ』(1954)と2号『シン・ゴジラ』(2016)は両方お手に取っていただきたいと思います。

次点では、『マタンゴ』(1963)も特撮好きの方はよくご存知の作品かと思います。こちらは東宝特撮という垣根を越えて、広くホラー映画ファンの間でも名作として語り継がれてきた作品です。12月に発売予定の第16号で提供されますので、ファンの方はぜひ楽しみにお待ちいただけたらと思います。

増補新版 東宝特撮映画DVDコレクション02

モノを集めていく楽しみ check

今は配信サービスでも映像作品が楽しめる時代ですが、DVDコレクションの良さとは何でしょうか?

「一つひとつモノを集めていく楽しみ」があると思います。今回、第3号で専用DVDフォルダーがついてきますが、一枚また一枚と少しずつフォルダーの空欄が埋まっていくのは、配信では得られない高揚感があると思いますね。盤面には各作品の劇中カットとタイトルロゴがデザインされているので、その違いも楽しめます。コレクションする過程も含めてお楽しみいただけるのが、このシリーズのよい点だと考えています。

増補新版 東宝特撮映画DVDコレクション03

「集める楽しみ」という点では、付録のシールにも注目していただきたいです。今回の増補新版では、東宝特撮映画の名場面のシールが毎号必ずついてきます。そのシールを第4号付属のシールブックに貼っていただくと、「東宝特撮映画シール図鑑」が完成します。ゴジラなど東宝怪獣の象徴的なシーンをはじめ、様々な名場面が切り取られていますので、スクラップブックを作っていくような感覚でコレクションをよりお楽しみいただけると思います。

増補新版 東宝特撮映画DVDコレクション04

確かに、モノを集める楽しみというのは配信サービスでは感じにくい点かもしれないですね。先程DVDフォルダーのお話が出ましたが、何かコレクションを楽しめる工夫などされているのでしょうか?

DVDフォルダーはコレクションしていく中で常に目に触れるものですから、手にした方の気分が上がるようなデザインを目指しました。色々と検討した結果、公開当時のポスターを掲載したデザインに決まりました。ポスターがこれだけ並ぶと圧巻で、とてもかっこいい仕上がりになっています。並び順は映画の公開順になっているので、手にされた方はぜひ細かい点にも注目してみてください。並んだポスターを眺めながら、東宝特撮の歴史に思いを馳せていただけたら嬉しいです。

増補新版 東宝特撮映画DVDコレクション05

マガジンには貴重な資料が満載!ここでしか見られない写真もcheck

マガジンにはどんな情報が載っているのでしょうか。

作品解説をはじめ、登場する怪獣・兵器・俳優の紹介や当時のパンフレットなど、東宝特撮映画に関するディープな情報を掲載しています。平成ゴジラシリーズの特技監督として活躍した故・川北紘一監督のインタビューも必読です。公開当時のポスターが大判ピンナップでついてくるのも、ファンの方には嬉しいポイントではないでしょうか。

特におすすめのコンテンツは、「撮影秘話」と「資料館」です。古い作品ほど当時のオフショットやスチール写真を入手するのは難しいですし、ネットで検索しても出てこないものですが、東宝さんにご協力いただくことで掲載が叶いました。貴重な写真ばかりなので、永久保存版としてぜひ長くお手元に置いていただけたらと思います。また、「資料館」のコーナーでは当時のポスターやパンフレットなど宣伝物のデザインが載っており、こちらも普通は目にできないような資料が満載です。紙という当時に近い形でじっくり堪能できるのも、デジタルでは得られない、マガジンならではの良さがあると思います。

増補新版 東宝特撮映画DVDコレクション06

『東宝怪獣コレクション』と一緒だともっと楽しめる⁉check

本日は貴重なお話をありがとうございました。最後に、読者の皆さまに伝えたいことはありますか?

ご存知の方も多いかもしれませんが、弊社から『東宝怪獣コレクション』というシリーズが発売されています。700分の1スケールで歴代の東宝怪獣をフィギュア化した、これまでにないコンセプトのシリーズです。現在第46号まで発売されており、今回創刊される『増補新版 東宝特撮映画DVDコレクション』に登場する東宝怪獣の多くがフィギュア化されていますので、ぜひ『東宝怪獣コレクション』もあわせてお楽しみいただけたら嬉しいです。フィギュアと一緒にDVD鑑賞もおすすめですよ!

増補新版 東宝特撮映画DVDコレクション07

商品情報『増補新版 東宝特撮映画DVDコレクション』は5月20日(火)創刊! 創刊号は全国の書店、または公式サイトにてお求めいただけます。
公式サイトでは定期購読のお申込受付中。
収録作品リストやマガジン試し読みも公開しているので、ぜひチェックしてください!

増補新版 東宝特撮映画DVDコレクション
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