ロビと暮らす
その洗練されたデザインで世界的に有名なロボットクリエイター・高橋智隆氏がこのシリーズのために設計、デザインをしたロボット、その名も〈ロビ(Robi)〉。愛くるしい動きや会話を通して、ヒトの心をなごませてくれる新時代のフレンドリーロボットだ。ロボットが家族の一員になる日がついにやってくる。シリーズは全70号で完結します。
約200の言葉を理解し、日常のさまざまなシチュエーションで会話を楽しむことができる。話すときは口が光り、さらに目の色や身ぶり手ぶりで感情を表現。ロビには複数の性格を用意しているので、性格によって話す言葉も少し変わる。
曲に合わせてダンスをしたり、歌ったりできる。他にも、旗あげやボールキックといったゲームモードを用意しているのでロビと一緒に遊ぶことが可能。
ロビはリモコンの代わりにテレビをつけたり、チャンネルを変えたりしてくれる。もちろん、ボリユー
ム調節も可能だ。
※リモコンの設定が必要になります。
ロビにはパソコンを使った面倒なプログラミングは一切必要ない。子供から大人まで誰でも楽しめる。
ロビを支える高度な機能
ロビの動きや会話を左右するサーボモーター、マイコンボード、音声認識ボードといった精密機器類は、いずれも品質に定評のある日本のメーカーのものを使用。計算された内部設計とそれを実現する高度な技術との融合が、ロビを支えている。
1.リモコンモジュール
赤外線を発光することにより、テレビのリモコンに代わってスイッチのオン・オフやチャンネルを変えたりする。
※一部のメーカーのテレビには対応しない場合もあります。
テレビつけて!
2.音声認識ボード
高い認識率を誇るレイトロン社製の音声認識ボードの採用で、ヒトとのスムーズなコミュニケーションを可能にする。
おはよう!
3.LED
目と口にはLEDを搭載。言葉や動きに合わせて、色々な色に光る。口は赤色のみ。
一緒に踊ろう!
4.人感センサー
ヒトの気配を感じるセンサーにより、ヒトの動きに反応して顔を向ける
おかえり。
5.スピーカー
胸元のワンポイントになっているこの部分はスピーカーの役割もはたす。
6.マイコンボード
ヴイストン社製のマイコンボードを搭載。ロビの頭脳となって動きをコントロールする重要アイテム。
※マイコンボードや音声認識ボードなどが付く号は特別価格¥4990(税込)として、隔週での発売になる予定です。
7.サーボモーター
合計20個のサーボでボディを構成。双葉電子工業社製のロビ専用コマンド方式サーボを使用し、コンパクトでありながらしなやかな動きを繰り出すことが可能。配線も少なく接続が簡単で扱いやすい。
歩くロビ
8.デザインと実用性を兼ね備えたマフラー
水色のマフラーはロビのデザインのアクセントになっているだけでなく、ロビを持ち上げるときの取っ手の役割も果たす。ここを持てば、サーボの破損防止にもなるというわけだ。
ロビならではの自然な動作
従来のロボットとは異なり、なめらかな動きをするのもロビの大きな特徴。特に歩行は、ロボ・ガレージが開発した、中腰にならずに歩く特許技術「SHIN-Walk(シン・ウォーク)」を採用しているため、歩く姿もキマっている。
イスに座って充電
専用の黄色いイスがロビの充電基地。電池の残量が少なくなれば、「おなかすいた」などと言って知らせてくれる。イスに座らせスイッチを入れると充電が始まる。
まずは首の動きを楽しもう!
ロビの完成までには少し時間がかかるが、最初の方の号で、ロビの胸元をかたどったヘッドスタンドのパーツを提供。サーボや簡易バッテリーも組み込むので、ロビの首を実際に動かして楽しむことができる。
(7号前後でこの状態になる予定です。)
高橋智隆ロボットクリエイター
京都大学工学部物理工学科メカトロニクス研究室を卒業し、同大学内の入居ベンチャー第1号となる「ロボ・ガレージ」を創業。以来、ロボットの開発、デザイン、製作を手がける世界的ロボットクリエイターとして活躍。ロボカップ世界大会で 5年連続優勝を達成したり、米TIME誌『Coolest Inventions 2004』に選ばれるなど、数々の受賞歴をもつ。クロイノ、FT、ロピッドをはじめ、パナソニックのエボルタくんの開発者としても知られる。ヒューマンキッズサイエンスロボット教室の監修、国内外での講演、テレビ番組への出演、執筆活動など、幅広い分野で活躍中。現在、株式会社ロボ・ガレージ代表取締役社長。東京大学先端科学技術研究センター特任准教授。大阪電気通信大学メディアコンピュータシステム学科客員教授、福山大学工学部電子ロボット科客員教授などを兼任。1975年大阪生まれ。