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膨大な量の資料を集めました
今回の企画を聞いてすぐに実際の石垣を見るために熊本に飛んだんです。2日間の滞在で、ほぼ全ての時間を熊本城で過ごしました。ずっと石垣を見てまわり、2日目にようやく「これだ」という石垣に出会ったんです。それが“飯田丸五階櫓”だったのです。高さ、勾配のバランス、全てが美しい最適の石垣でした。それからこの石垣の分析を始めました。まずはあらゆる角度・場所から撮影をし、石一つ一つの凹凸や積み方を資料として残しました。あとは実際に触れて質感を手に覚えさせ、その感覚を忘れないうちにすぐに製作を始めることにしたんです。
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仕上げは職人による手作業
製作は職人の方々の技術がなければ成り立たなかったでしょうね。原型の石は職人が手作業で彫っているのですが、実際の凹凸や石の形まで丹念に再現されています。色彩も職人が筆で手塗りで仕上げています。その絶妙な色合いの変化からは重量感すら感じられます。
他には無いクオリティです
素材にはポリストーンを採用しています。この素材は石粉が使われていて石に近い質感と重さを表現できるんです。見た目・質感・重量、全てにおいて突き詰めた「本物」の感覚を、ぜひ手に取って味わって欲しいです。
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徹底した取材・調査から得た情報をもとに、総合的な「日本の美」を追求した工芸品・芸術作品の企画開発・制作を行う「株式会社 謙信」代表取締役