GT-Rの伝統×NISMOの速さへの情熱

1969年の初代GT-R以来、培われた伝統と技術。
そのGT-RにNISMOのレーシングスピリットが加わり、NISSAN GT-R NISMO(MY17)は生み出された。

第一世代 直列6気筒4バルブDOHCエンジン搭載

「市販車の段階でレースに有利なスペックを搭載する」という手法を初めてとった国産車。S20型エンジンは、第3回日本グランプリで優勝したスポーツプロトタイプカーR380のGR8型エンジンをベースに再設計したものだった。

1969年登場 初代 スカイライン2000GT-R(PGC10型) 1970年2Dr・HT追加 初代 スカイライン2000GT-R(KPGC10型) 1973年登場 2代目 スカイライン2000GT-R(KPGC110型)

第二世代 直列6気筒ツインターボ+電子制御4WD

究極のロードゴーイングカーであり、グループAレース必勝のために開発されたのがR32型GT-R。レース仕様600psのパワーを確実に路面に伝えるため電子制御トルクスプリット4WDを採用。第二世代を通じてRB26DETT型エンジンを搭載する。

1989年登場 3代目 スカイラインGT-R(BNR32型) 1995年登場 4代目 スカイラインGT-R(BCNR33型) 1999年登場 5代目 スカイラインGT-R(BNR34型)

第三世代 V6ツインターボ+電子制御4WD

スカイラインの1グレードという立場から決別し、「NISSAN GT-R」としてグローバルに展開する「スーパーカー」として開発された。エンジンは、アルミブロックのV6ツインターボに変更。VR38DETT型と名付けられたGT-R専用エンジンに。

2007年登場 6代目 NISSAN GT-R(R35型) 2014年NISMO追加 6代目 NISSAN GT-R NISMO MY14(R35型)
ビッグマイナーチェンジにより、さらに進化! 2017年NISMO登場 6代目 NISSAN GT-R NISMO MY17(R35型)
伝説は初代ハコスカGT-Rからはじまった

「GT」グランツーリスモにして「R」。レースに勝つという使命を帯びて1969年2月に発売されたのが、4ドアセダンの初代スカイライン2000GT-R(PGC10型)、通称ハコスカGT-Rだった。
この第一世代のハコスカGT-Rは、レースに参戦し勝利することを目的に開発された直列6気筒4バルブDOHCエンジンS20型を搭載。ソレックスキャブレター3連装、タコ足などを標準装備し、160psを発揮した。当時、直列6気筒で4バルブDOHCというハイメカニズムなエンジンを搭載したセダンは常識破り。世界的に見ても唯一無二の存在で、連戦連勝のGT-R伝説のスタートにふさわしいスペックだった。その後に続く第二世代、そしてR35型GT-Rの第三世代もハイメカニズムな専用エンジンを搭載。どの世代も世界をリードする日産の先端テクノロジーが採用されていたのだ。

ニュルブルクリンク世界最速の証を刻む
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2013年9月30日。ドイツ・ニュルブルクリンク北コースで、NISMOブランドグローバルアンバサダーであるミハエル・クルムのドライブするNISSAN GT-R NISMO MY14(NISMO専用オプションパック装着車)が7分8秒679というラップタイムを記録した。この記録は、当時、量産車で世界最速のラップタイムだった。

NISMOのレーシングテクノロジーとの融合で生まれたNISSAN GT-R NISMO
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日産のレース専門会社である「ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(株)」、通称NISMO。1984年の創業時から、ル・マン24時間レースに代表されるグループC、ツーリングカーのグループA、SUPER GTなどの数十年に渡るレース参戦において、さまざまなレーシングテクノロジーを開発してきた。2008年のSUPER GT初戦から、ニスモはそれまでのフェアレディZに換えてR35型GT-Rで参戦し、初年度からチャンピオンを獲得する。

さらに、2012年には市販車をベースとしたFIA GT3仕様の「NISSAN GT-R NISMO GT-3」を開発し、世界のサーキットで活躍する。空力を中心に、サーキットで磨かれたNISMOのレーシングテクノロジーがフィードバックされて生まれたのが、「NISSAN GT-R NISMO」という究極のスポーツモデルなのだ。