


ジャガー・Eタイプの世界へようこそ 時代を超えたイギリススポーツカーの最高峰「ジャガー・Eタイプ」。
本シリーズでは、精密につくられたモデルを組み立てるとともに、ジャガーの世界観を紹介していきます。
毎号提供されるのは、可動式ボンネット、ワーキングライト、可動式ドア、サスペンションなど、
ディテールと素材にこだわった本格的かつ精密なパーツです。
(本シリーズは全100号で完成します。)
マガジンでジャガーの伝説に触れる 本誌「組み立てガイド」では、写真や図版をふんだんに使い、初心者でも簡単に組み立てられるようステップ・バイ・ステップで手順を解説します。さらに、数多くのハリウッドスターやレーシング・ドライバーをとりこにしたジャガーとジャガー・Eタイプのパフォーマンス、スタイル、ブリティッシュ・クラシックカーとなる歴史も振り返ります。ジャガー ヘリテージ公認の1/8スケールモデルで、伝説の一端に触れてください。
クラシックカーファンに根強い人気のあるジャガー・Eタイプ。
曲線形のフォルムは見る者を魅了し、独特のオーラを放っている。
個性あふれるスタイルやインテリアを紹介しよう。
Eタイプの特徴である流線型のヘッドライト、リアのライト、ブレーキライト(ストップライト)は、全て実際に点灯する。
Eタイプ特有の曲線をなすボンネットを開けると、エンジンとサスペンションのディテールを確認できる。
精緻に製作されたドアのヒンジ、フックが付いたドアを開けると、ディテールにこだわった車内(精確に再現されたスイッチ類、計器類、シート、車内装飾)を見ることができる。
ディテールにこだわったホイールには、実物のパターンを精確に再現した個性的なスポーク、クラシックな複製ハブキャップが付いている。
金属パーツには伝統的なブリティッシュ・グリーン塗装かクロムメッキが施されている。実物のモールドに忠実なタイヤは、スペヤも含め、全輪ゴム製である。インテリアは全て本革を手縫い。金属部品は精密鋳造されたメタル製パーツで再現している。
ジャガーの特徴であるレーシング・スタイルの独立懸架式サスペンションが縮小再現されている。可動部品やスプリングには、伝説となっているこの車の優れたロードホールディングの秘密が隠されている。
ボディ型式 | 2ドア、2シーター フィックスドヘッドクーペまたはロードスター |
燃料系統 | 3 × SU HD8 キャブレター |
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デザイナー | マルコム・セイヤー、サー・ウィリアム・ライオンズ | 最大総出力 | 265BHP/269PS/ 198KW/5500rpm |
ホイールベース | 2483mm | 最大総トルク | 260FT LB/353NM/36KGM/4000rpm |
トレッド | 1270mm | ギアボックス | マニュアル4速 |
全長/ 全幅/ 全 | 4375mm/1657mm/1225mm | トップギア比 | 1:1 |
車高 | 140mm | 最終減速比 | 3.31:1 0- 80km/h 5.6秒 0- 100km/h 6.9秒 0- 160km/h 16.20秒 |
車重 | 1234kg | 1/4 マイル発進加速 | 14.7秒 |
重量配分 | フロント49.6% | 最高速度 | 時速241km/h |
燃料タンク容量 | 63.6L | ステアリング | ラック&ピニオン |
エンジン型式 | 水冷自然吸気式ガソリン | ハンドル最大回転数 | 2.5 旋回半径 11.30m |
シリンダー配置 | 直列6 気筒 | サスペンション | (前) 独立懸架式/(後) 独立懸架式 |
排気量 | 3.8L(3781cc) | ホイール | ダンロップ製15 インチ、ワイヤー・スポーク式 |
圧縮比 | 9:1 | ブレーキ | (前)279mm ディスク/(後)254mm ディスク |
バルブ系統 | ダブル・オーバーヘッド・カムシャフト(DOHC)、1シリンダー2バルブ |
本シリーズで提供するモデルはこだわりを極めた素材を使用して精巧に作られている。
特殊な工具を必要とせず、模型作りの経験がなくとも、1/8スケールの迫力あるモデルを、
誰でも楽しみながら確実に組み立てられるよう設計されている。
本シリーズで提供するモデルは、実車の構造にできるだけ近づくよう考案されている。読者は、組み立て手順の解説と写真を参考にしながら、毎号本誌で提供されるパーツを組み立てていく。すべての提供パーツは、実車で使われていたパーツを精確に再現しているが、組み立てるのには、特別な技術や経験は必要ない。素材本来の色を残したパーツのほかは、事前に塗装やメッキが施されているため、特別な仕上げも必要ない。
スケールが1/8と大型であるため、細部まで精確に再現することが可能になった。多くのパーツは、はめ込み式、または本誌のドライバーを使って、ネジで固定できるようになっている。すべてのパーツは、ミュージアム所蔵レベルの車をベースに成型し、自動車の専門家とEタイプのレストア業者のサポートを得て、実物を忠実に再現した。
ディテールにこだわったエンジン ボンネットの下には、ジャガーのエンジニアリングのクオリティと高度さを象徴するXKパワーユニットのパーツが配置されている。ダブル・オーバーヘッド・カムシャフト(DOHC)をはめ込み、シリンダーヘッドを完成させ、クランクケースを組み付け、キャブレター、クラッチ、ギアボックスを取り付ける。これらすべてがクオリティの高い素材からつくられている。
精密に再現されたスポーク・ホイール Eタイプの軽量なスポーク・ホイールは、ジャガー車のクオリティを証明している。本シリーズのモデルも実車と同様、個性的なスチール製スポークが、クロムメッキされたリムと、迅速に脱着できるハブの間に装着されている。ハブには、ジャガーのレーシングスタイルのノックオフ・ハブキャップがはめられている。例えば、高速で運転した時にはずれないように直結された左右のハブキャップなど、それぞれの細部が忠実に再現されている。
THE JAGUAR STORY 先見の明があったジャガー創立者の並外れた歴史を紹介。慎ましいスタートを切ったジャガーは、「車は性能、スタイル、コスト・パフォーマンスを提供すべきだ」というシンプルな哲学をベースに、モータースポーツで世界を制覇し、Eタイプなどの基礎となる車や最先端のエンジンを完成させた。
E-TYPE’S WORLD Eタイプが究極のクラシックカーとしてのステータスを築いていくプロセスを紹介。魅力と興奮に満ちた1960年代に、Eタイプがあっという間にアイコンとなって以降、時代を経るにつれて、ジャガーのスポーツカーメーカーとしての評判は確固たるものになった。スターはオンリーワンの存在に見られたいと願い、レーサーは並外れたパフォーマンスを発揮することを望んだ。こうして、Eタイプは何百万というマニアにとってのドリームカーとなったのだ。
INSIDE E-TYPE Eタイプのコックピット内やボンネットの内部構造、Eタイプの性能を詳しく紹介。1960年代のディーラーのショールームの雰囲気や、Eタイプの新車をドライブする気分が味わえる。
STEP BY STEP Eタイプの1/8スケールモデルを、100号に渡って組み立てていく。毎号付いてくるパーツを初心者でも簡単に組み立てられるように、分かりやすい手順と豊富な写真で解説する。