• あの感動を振り返る・・・
    HAYABUSA BACK TO THE EARTH

    ©「はやぶさ」大型映像制作委員会
  • 再びの奇跡が今!
    HAYABUSA2 RETURN TO THE UNIVERSE

    ©HAYABUSA2製作委員会

この動画は上坂浩光監督によるフルドームデジタルプラネタリウム作品です。全編情報についてはコチラをご覧ください。

無重力、高真空、強い放射線、日向では太陽からの輻射熱は120℃を超え、
いっぽうで日陰ではマイナス120℃ にもなる想像だにしない世界……
そんな厳しい宇宙環境のなかで、遠く地球を離れ、
小惑星リュウグウで、はやぶさ2はいったいどんなミッションを行うのか?
はやぶさ2に課せられた数々のミッションを見ていこう!

  • 打ち上げ
    2014年12月3日

  • 初期機能確認期間
    ~2015年3月2日

  • イオンエンジン動力航行①
    2015年3月3~21日

  • イオンエンジン最大推力試験
    2015年5月 12~13日

  • イオンエンジン動力航行②
    2015年6月2~6日

  • イオンエンジン動力航行③
    2015年9月1~2日

  • 地球スイングバイ
    2015年12月3日

  • 第1期イオンエンジン連続運転
    2016年3月22日~5月21日

  • 第2期イオンエンジン連続運転
    2016年11月22日~
    2017年4月26日

  • 第3期イオンエンジン連続運転
    2018年1月10日~6月下旬

  • リュウグウ到着
    2018年6~7月

  • 小惑星「リュウグウ」を観測

    ©池下章裕

    小惑星リュウグウの周囲を飛びながら、光学航法カメラ、レーザ高度計、近赤外分光計、中間赤外カメラを使用しリュウグウを詳細に観測する。

  • ミネルバⅡと
    MASCOTの分離

    ©池下章裕

    小型ローバ「MINERVA-Ⅱ」や小型着陸機「MASCOT」をリュウグウ表面に降下させ、リュウグウ表面の直接観測を行う。

  • タッチダウン・人工クレーターの候補地探索

    リュウグウ表面の物質を採取する(タッチダウン)の場所や、衝突装置で人工クレーターを作る場所の候補地を探す。

  • タッチダウンでの
    物質の採取

    ©池下章裕

    リュウグウ表面にタッチダウンし、物質を採取する。可能であれば異なる場所に2回タッチダウンする。

  • 探査機母船から
    衝突装置を分離

    ©池下章裕

    人工クレーターを作るための衝突装置をはやぶさ2本体から分離する。

  • 母船から
    小型のカメラを分離

    衝突装置によって人工クレーターが作られるようすを撮影するため、小型カメラ(分離カメラ)をはやぶさ2本体から分離する。

  • 小惑星の陰へ避難

    衝突装置の爆発時の破片や小惑星の岩石の破片がはやぶさ2本体に衝突しないように、リュウグウの陰に退避する。

  • 衝突装置の爆発により人工クレーターを成形

    ©池下章裕

    リュウグウ上空で衝突装置を爆発させ、2キロほどの銅の塊をリュウグウに打ち込み、人工的にクレーターを作る。

  • 小型カメラによる撮影

    はやぶさ2本体から切り離された分離カメラで、衝突装置の爆発と人工クレーター形成のようすを撮影する。

  • 人工クレーターの観測

    はやぶさ2本体は一旦リュウグウから離れ、破片の飛散状況などの安全を確認した後、人工クレーターに再接近する。

  • 人工クレーターに
    タッチダウン

    ©池下章裕

    人工クレーターが作られた場所にタッチダウンし、リュウグウの地下物質のサンプル採取を試みる。

  • 再び地球へ

    ©池下章裕

    これら一連の観測・実験ミッションを行ったのち、再び地球をめざしリュウグウを出発する。

  • リュウグウ出発
    2019年11~12月

  • 地球帰還
    2020年末頃

  • スイングバイとは?
    惑星などの天体がもつ重力を利用して、探査機などの軌道を変更する航法技術を「スイングバイ」という。この航法を使えば、探査機の進行方向を変えるだけでなく、加速(加速スイングバイ)や減速(減速スイングバイ)もできる。なお、1977年に打ち上げられたNASA の「ボイジャー2号」は、木星・土星・天王星・海王星の「グランドツアー」を唯一実現した探査機だ。ここでは木星の重力を利用して土星へ、土星から天王星へ、天王星から海王星へ……と、スイングバイをくりかえすことで偉業を達成した。
  • 3分でわかる「はやぶさ」
    「はやぶさ」は「はやぶさ2」の先代機であり、2003年5月9日に打ち上げられ、2010年6月13日に世界で初めて小惑星からのサンプルリターンを果たした小惑星探査機だ。ターゲットとなった小惑星イトカワは、地球から約3億キロのかなたにある、直径540メートルのS型小惑星であった。
    打ち上げののち、2005年11月に無事イトカワに到着するも、サンプル採取時の成否不明や、化学エンジンの燃料漏れ、さらにはイオンエンジンの異常停止など、数え切れないほど多くの困難がはやぶさに次々と襲いかかった。しかし、川口淳一郎プロジェクトマネージャらを中心としたメンバーの粘り強い努力と、機転の利いたアイデアによって、これら大きなトラブルをも乗り越え、死地から脱出。そして、当初の約4年という帰還予定を大幅に延期し、2010年に満身創痍で奇跡の生還を果たした。
    なお、はやぶさにはサンプルリターンのほかに、イオンエンジンを使用しての惑星間飛行、自律誘導航法、世界初の地球スイングバイなど、非常に難しいミッションが課せられていた。だが、これらの厳しいミッションをすべてクリアし、得点にして100点満点中500点(!)という偉業を達成し、ついには世界的にその名を知られる探査機となったのである。
  • C型小惑星とは?
    地球から遠く離れた小惑星の物質を直接分析することは、これまでできなかった(※1)が、その小惑星の可視光や近赤外線の反射率によって、おおよその主成分を予測することができた。小惑星はそれをもとに分類されている。
    「はやぶさ2」がめざす小惑星リュウグウは、「C型」に分類され、より始原的な天体と考えられており、炭素や水、有機物を含んでいる可能性が高いとされている(「C」は炭素質を意味する英語のCarbonaceous に由来)。はやぶさ2のサンプルリターンが期待されているのはまさにこの点で、リュウグウの成分によって太陽系と生命の起源の謎を解明できるかもしれないからである。ちなみに、「はやぶさ」がサンプルリターンした小惑星イトカワは「S型」小惑星で、小惑星の分類はほかに「M型」「V型」などがある(※ 2 )。
    ※ 1:地球に飛来した隕石であれば分析できるが、大気圏再突入時などで変成し、太陽系誕生時のようすがわかるような「生の状態」とは言えないものになってしまっている。
    ※ 2:「S型」小惑星はのスペクトルは、岩石質の隕石に見られる。ケイ酸塩鉱物を含むスペクトルが見られることが特徴で(「S」は岩石質のStony、またはケイ酸塩のSilicatic に由来)、「M型」小惑星は鉄-ニッケル合金を主成分としたスペクトルが見られる(「M」は金属のMetalに由来)。その他の型も小惑星観測時に見られるスペクトルをもとに分類される。
  • 小惑星リュウグウとは?いったいどこにいる?
    探査機「はやぶさ2」がめざす小惑星は、仮符号は1999 JU3、2015年9月にRyugu(リュウグウ)と名づけられた。地球に接近する軌道をもつ地球接近小惑星(NEA)のひとつで、大きさは900m 程度と推定されている。
    火星と木星のあいだには小惑星帯が存在しているが、リュウグウは、この小惑星帯の内側付近にあった母天体が、何らかの理由で破壊されてできた小惑星だとされる。この小惑星が内側に移動し、ほかの惑星の重力の影響で軌道が大きく変化し、右のような火星~地球~金星の公転軌道に交差する軌道を描くようになったのである。なお、リュウグウについては、先述の大きさと軌道のほかに、自転周期が約7.6時間であること、表面が黒っぽい色をしているC型小惑星であること以外、ほとんどわかっていない。
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