この90分の1スケールの模型は、時代考証や発掘調査をもとに復元された設計図に限りなく近づけながらつくられています。
外観や室内だけでなく、城の構造を支える柱や梁の組み合わせといった細部にまでこだわった、どこから見ても完成度の高い模型です。
模型の開発に使われた設計図は実際の城が建てられるほど正確なものです。建築学の観点からも検証され、従来の復元案の矛盾点が日本建築の常識をふまえて、徹底解明されています。

■復元監修:
広島大学大学院教授
工学博士 三浦正幸

模型は左右に開閉することができるので、完成後も内部を鑑賞できます。


内部は絢爛豪華な障壁画で彩られています。襖は開閉自在です。

八角形の5階部分。白い壁を、赤い柱と高欄、華頭窓が華やかに彩っています。

最上階の屋根には、金色の鯱が輝いています。鬼瓦や風鐸(ふうたく)は金属パーツで再現し、華やかさと重厚さを添えます。

4階階段。5 階へと続く階段や廊下など、当時の日本建築の基本に沿って復元しています。

望楼型天守ならではの大入母屋破風は、黄色の飾金具で装飾されています。

天主の柱を支えた礎石も再現。安土城跡で発掘された礎石の跡を参考につくられています。
模型の大部分を占める木製パーツは、コンピューター制御によるレーザーカットで、細部まで精密に加工されています。精巧なパーツだからこそ、独特の曲線美を表現することができます。
多くのパーツは実際の建築と同じような構造で、はめこみ式になっています。模型作りが初めての方にもやさしい形状です。